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副詞

会津若松:2013/12/31~2014/01/01

旅行
秋頃からどこか雪が見られる場所に行きたいなと考えていた。
最初はぼんやりと頭に思い浮かべていただけだったが、何度も思ううちにじゃあ年末にどこか雪の降る場所に行こうと決めた。
雪が降る場所といえば東北だろう、どうせなら今年は変化の多い年だったしいろいろ思うところがあるので、区切りをつけるために除夜の鐘をつきたい(まだ鐘の音を実際に聞いたことがないのだ)、ついでに馬刺しとラーメンが食べたいなどいろいろな条件を組み合わせて逝く場所を探した結果、会津若松に行くことに決めた。
 
 
12月31日、大晦日。いわき駅から磐越東線郡山駅へ。電車の本数が少ないのでちゃんと時間に間に合うように乗れるか少し心配だったがそんなに大きくない駅だったので迷うことなく乗ることができた入り口に段差があって乗り降りするときにぼんやりしてて足がガクッとったのであれは罠だと思う。一人がけの椅子があったのでそこに座る。他には人が数人いた。電車が動いてる時の音がいつも乗っている電車と違うことに驚いた。しくみというか機構が違うのだろうか。
山が多いのだろう、沢山のトンネルを通り過ぎた。夏井駅のあたりから溶け残りの雪がちらほら見えるようになった。小野新町駅で一旦停車したので飲み物を買いに外へ降りてみると雪が降っていた。細かな雪で、地面に落ちると水たまりに混じってしまい積もりそうにもなかった。雪を見たことで、「ここは東北なんだ。まだ私の知らない場所なんだ」と思いワクワクした。
 
そうこうしているうちに郡山駅に着いた。数分しか時間がないので小走りしながら切符を買い磐越西線に乗り換えた。観光客のような人が結構乗っていた。見た目からするとおそらくスキーに行くのだろう。
郡山駅を出て少し経つとたくさんの雪が積もる場所に出た。こんなに雪が降っているのを見たのは中学生のときに家族でスキー旅行に行ったとき以来だ。大きな雪が降っていて地面にさらに積もっていった。電柱や木の幹に風が吹いている方向の向かい側にだけ雪が積もっているのが面白かった。
雪景色を楽しんでるうちに会津若松駅に着いた(猪苗代のあたりで降りる人もいた。やっぱりスキーをやりにいくのだろう)。改札は自動ではなくて駅員に切符を渡す仕組みだった。
 
降りた途端寒さが襲いかかってきた。雪国なので耳あてとマフラーとコートとセーターとヒートテックを着てきたのだがやはり寒い。しかもみぞれのような雪が降っている。とりあえず置いてあるパンフレットと地図を手に取り、暖房効いている待合室に入った。売店で買った酪王カフェオレを飲みながらこれからどうするか考えることにした。
 
除夜の鐘がつける寺の場所を確認したら、馬刺しが有名だし馬刺しの店に行こう。その後は適当に城でも見て街をぶらついて、大晦日だし年越しそばを食べに蕎麦屋に行こう、などと大まかな予定を立てたのでまずはバスに乗って七日町駅に行くことにした。
バスは赤い色でレトロな感じで観光地にありそうなやつだった。カウントダウンイベントの準備があるらしく七日町駅前では降りられないのでその手前のバス停で降りた。寺の場所を確認したのでぶらぶらと駅周辺を歩いてみることにした。
雪が結構積もっていて歩きづらかったけど、雪を見るためにここまで来たのだから苦にはならなかった。むしろ楽しんだ。まだ誰も踏んでいない雪を踏みまくったりしていた。
絵ろうそくが有名らしいので、専門の店で小さいろうそくを買って、その後日本酒のお店で日本酒を試飲した。お酒の味だった。飲んだことのある日本酒と違ってどろどろした舌触りなのはわかったけれど、味が違うのかどうかはよくわからなかった。お酒の味というものを私はよく知らない。
地図を頼りに馬刺しの店に辿り着いたがやっていなかった。調べてみたら今日は年末だからやっていないようだった。せっかくここまで来たのにショックだった。年末は休んでる店が大半であるということに今まで気がつかなかったのだ。とりあえずパンフレットに載っていたほかの店にも行ってみたけれどそこもやっていなかった。
どうしようかと思い途方に暮れ地図を眺めていると、鶴ヶ城に観光案内所があることに気がついた。そこなら大晦日でもやっている店を教えてくれるに違いないと思い向かうことにした。
鶴ヶ城に着いて、案内所の人に「会津っぽい料理が食べられる場所を教えてくれ」と言ったら、わっぱ飯の店を教えてくれた。馬刺しが食べたかったのだけれど、もう会津っぽい料理なら何でももいいやという気分だった。
店で食べたわっぱ飯はお腹が空いていたこともあってとてもおいしかった。馬肉を煮たものもついでに注文したのでそれを馬刺しの代わりにすることにした。
その後は土産屋で試飲とか試食をしておみやげを買っってふたたび城へ向かった。城の周辺をうろついていたら八重の桜というドラマの元となった歴史の背景を紹介している建物があったのでそれに入ることにした。
戦場を再現した展示があって銃弾が飛び交う音などが流れていたのだが、FPSゲームの中に入ったらこんな感じなのかと思いワクワクした。
起き上がりこぼしに色を塗ってみようというコーナーがあったのでやってみた。ポスターカラーで無地のおきあがりこぼしに色を塗っていく。完成した起き上がりこぼしは写真を撮って特設サイトに掲載さているらしい。
その後は泊まるホテルに向かった。道に迷ったりお店を捜し歩いたりして疲れていたので部屋に入って横になっていたら、いつの間にか11時をまわっていた。目的のひとつである鐘をつけなくなったら大変だと思い、あわてて寺に向かうことにした。
 
除夜の鐘までまだ少し時間があったので近くの駅敷設の喫茶店(その日はカウントダウンイベントがあったのでこの時間までやってたのだ)で時間を潰す。
大晦日が終わる数分前に店を出る。駅前では人が数十人集まっていた。甘酒が配布されていたのでそれを飲んでいる人もいた。新年を迎えた瞬間にクラッカーを鳴らしていた。
寺では屋台がやっていて福袋も販売されていた。除夜の鐘の列は結構伸びていた。鐘をつけるまでに1時間ほどかかったのではないか。めったにつけるものでないし、どうせならと思って力いっぱい鐘をついた。
その後は鐘のそばにいた人に整理券をもらってそばと交換してもらった。いつも初詣で行っている神社のそばと違って歯ごたえがあったので良いそばなのかなと思った。一般の人が入れ替わり鐘をついているので、鐘の音が一定していなくてテレビで聞くようなリズムではなかった。テレビのようなリズムの鐘の音もいつか聞いてみたいなと思った。
人がいなくてひっそりとした道を歩いてホテルへ戻る。夜遅くの暗い道を歩くのは久しぶりだった。迷わないか心配だったが地図を見つつもちゃんと辿り着くことができた。その日はなかなか寝付くことができなかった。数時間寝ては起きるを繰り返していた。
 
朝起きて、テレビをつける。天気予報では東北の地図が映し出されていた。あらためてここは関東じゃないんだなと実感した。
その日は喜多方へラーメンを食べに行った。昨日の反省を生かしてあらかじめ元日でもやっているラーメン屋を探した。食べ終わったら郡山の神社にでも行こうかと思い郡山駅へ向かったがそのときにはすでに歩きつかれていたし、バスに乗るのは迷うのではないかという不安もあったので帰りの電車まで駅をうろついていることにした。郡山駅は地元の県庁所在地にある駅とほぼ同じくらいの大きさだった。駅前に居酒屋が多く並ぶアーケード街があって、夜になったらにぎわうんだろうなと思った。
おみやげをいろいろ買って帰りの電車に乗る。このころには疲れはてていて早く家に帰りたいと思って座席でぐったりしていた。
 
・雪
久しぶりに雪を見ることができて良かった。人がいなくてひっそりとしている街の中を雪をサクサク踏んで歩くことができた。けど雪道の歩きづらさと寒さはかなり体力を奪う。郡山は雪が降っていなかったので、会津若松駅から郡山駅へ着いたときに「景色がカラフルだ!」と思った。雪は楽しいけど色が真っ白だからずっと見ていると少し飽きてくることがわかった。
 
・わっぱ飯と喜多方ラーメンを食べることができた
観光名所より食べ物のほうが興味がわく。やはり旅行先ではその土地ならではのものをいろいろ食べ歩きたい。
 
食べ物に気をとられすぎて城を眺めただけで中を見ることができずに終わってしまったことが心残りだ。子供のころに会津に行ったし城も見たんだよ、と親に言われたが、実際に城を見てもそのときのことは思い出さなかった。
 
・旅行先でいろいろ見て回るためには体力が必要
これは本当にそうだと実感した。今回の旅行の一番の収穫かもしれない。
 
・地図は必須
知らない場所だとほぼ道に迷うので地図は必須である。スマートフォンのアプリは現在位置の把握のために使い、観光マップはどこになにがあるのか正確に把握するために用いる。
 
・電車
いつも乗っているのとは違う電車に乗るのは楽しい。遠くへ向かっているのだという感じが出る。バスのほうは乗り間違えたらどうしようという不安のほうが大きかったので乗らなかった。電車のほうが行き先を把握しやすいと思う。寒かったので暖房がありがたかった。